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2013年4月 8日 (月)

今泊集落とフクギ並木

今帰仁の続き。

今帰仁城跡から北へ山を下り、国道505号線を海側へ渡った辺りに、今泊集落があります。
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これは今帰仁城跡入口のバス停そばにある案内板。集落の構成がよくわかります。
基本的には、海の方へ向かう南北の主要道が4本くらいあって、東西にそれらを繋ぐ太い幹線道路が中央にあります。図の中央やや右寄りに、村のシンボルとなっているコバテイシの大木(県指定天然記念物)が描かれていますが、これが右の写真の木。ちなみに後ろの建物は公民館です。
今泊はもともと二つの集落で、中央を南北に走る道路の西側の、陸地寄りに住居が集まったエリア(今帰仁)と、、東側の海側のエリア(親泊)が合併してできた集落。このため、元来1集落に一つ存在する神ハサギと呼ばれる祭祀施設も、統合されずに二つ残っています。上の写真のコバテイシの右脇にあるのが、親泊の神ハサギの「フプハサギ」。
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このあたりの集落は、宅地を取り囲むようにフクギ(福木)の並木で囲むのが特徴。
フクギは常緑の高木で、葉が密に茂り、風や塩害に強く、耐火性にも富むことから、沖縄では防風林や屋敷林として用いられるそうです。今泊も、そんな例のひとつ。
上の写真のように、道幅の狭いところでは鬱蒼と茂っています。
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フクギは高木なので、高いものでは20M近くなります。成長すると、左上の写真のように、建物がすっぽりと包み隠す高大な生垣に。また、右上のようにフクギの屋敷林ばかりではなく、ふつうの塀を設ける場所もあちこちにみられます。
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また、片側だけフクギだったり、石積みの上にフクギ等の樹木が植えられていたりと、バリエーションも豊か。それぞれに魅力的な街路を形成しています。
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ただちょっと気になったのは、上の写真のようにトタンの波板で足元を囲んでしまっているものが多く見受けられることです。おそらく屋敷林として防風や防犯の性能を高める目的なのでしょうが、景観としてはなんかちょっと残念な感じ。おそらく、今泊ではフクギに対して景観保全的な観点からは、特段の措置を講じていないのでしょう。
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海へと視界が抜ける道。う~む、トタン板がなければかなりイケてると思うのですが・・・。景観保全に向けて、何か方策を立ててほしいところです。

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